芝生の種類と選び方!を芝のプロが解説!

こんにちは!ツリーワークの宮下です。 最近ではオシャレな家が増えてお庭に芝生があるご家庭も増えてきています。 そんな芝ですが、芝にも種類が沢山あるってご存知ですか? 芝の種類を間違えて庭で育てたりしちゃうと後で管理が大変になったり、場合によっては 芝がダメになってしまったりなんてこともあります。 

 今回は芝生の種類と選び方についてお話していきたいと思います!


まずは芝の種類を知ろう!

芝にも多くの種類があり全世界で50種以上あると言われています。日本国内で芝生に利用されているのはその中でも約20種類と日本国内でも多くの芝が使われています。大きく分けると『日本芝』と『西洋芝』に分類され、さらに『西洋芝』は暖地型の『夏芝』と寒地型『冬シバ』に分けられます。



日本芝の特徴と種類

日本芝は名前の通り、日本に広く自生している芝です。 夏の気温の高い時期に生育し、冬は休眠状態になって枯れたような感じになります。 冬の芝生が青々としていないのは休眠状態になっているからなんですね。つまり、冬場に枯れたような感じになっているのは日本芝か西洋芝の中の夏芝になります。 適正温度は(26~34度)なので夏には青々とした芝になります。

日本芝の代表的なものとして以下のような芝があります。


ノシバ

北海道の一部地域以外ではこのノシバが広く自生していると思います。葉自体は固めで裸足で芝の上にのるとチクチクしたような感じになりますので柔らかい芝やキメの細かい芝がお好みの場合は逆にノシバは避けた方が良いでしょう。 ただし、病気などに強く、環境への適応力もあるので育成・管理が容易なので手軽に庭先に芝生を持ちたい人にはノシバはオススメです。

 一般的には河川敷や公園などで使用されているケースが多いです。


コウライシバ

ノシバと比べて葉が細く、刈込みによってキメの細かい密度のある綺麗な芝生になります。本州から南側に分布しています。 また、踏圧にも比較的強いので公園や庭園、ゴルフ場などの芝生で使用されるケースが多いです。

 一般家庭でも綺麗でキメの細かい芝生を持ちたい人にはコウライシバがオススメです。


ヒメコウライシバ

コウライシバよりもさらにキメの細かい芝です。葉の密度も濃く、柔らかいので見た目も肌触りも良い芝生ができます。 ゴルフ場のグリーンなどで利用されるケースが多いです。 綺麗な芝生を夢見てヒメコウライシバを選ばれるお客様もいらっしゃいますが生育が早いのでノシバ、コウライシバと比べて管理に手間がかかる芝です。

 管理が難しいことから一般家庭にはオススメはしませんが綺麗な芝生を見せたい商業施設などで芝の管理を定期的に行えるようでしたらぜひオススメしたい芝です。


ビロードシバ

日本芝の中では最も葉が細かく、繊細で密度の濃い芝生を作ることができます。 本当に見た目だけを重視する芝生にはこちらがオススメです。完全に観賞用の芝です。 今回紹介した日本芝の4つの中で最も生育の難しい芝で寒さや踏圧に弱いので私もこの芝が使われている所は ほとんど見たことがありません。 

家の中にある温度管理のできている中庭や小庭園などで使われる感じです。 そんな家に住んでみたいですね!



西洋芝の特徴と種類

日本芝と比べて耐陰性、繁殖性などの面で優れている品種が多いです。逆に生育が早い品種が多いので日本芝よりも多く刈込みが必要な品種が多いです。

 西洋芝の中には日本芝と同じ特徴を持つ暖地型の『夏芝』と寒さに強い寒地型『冬シバ』の2つに分かれます。 

北海道などでは寒さに強い寒地型『冬シバ』が使われているところが多いと思います。


西洋芝の夏芝

日本芝と同じ特徴で夏の時期に生育し、冬には枯れたような感じになります。 代表的なものではバーミューダグラス類やティフトン類などが有名です。

摩耗からの回復が早いので暖かい地域のサッカー場やラグビー場などスポーツ施設などで使用されているケースが多いです。 また、パスパラム類の芝は、耐塩性にも優れており、海岸地域での生育にオススメの芝です。


西洋芝の冬芝

日本芝とは逆で生育適温が16-24°Cで1-7°Cの低温まで耐えることができます。日本では北海道にオススメの芝です。 冬芝は冬季でも緑色をしているものが多いので年間を通して青々とした芝生を楽しむことができる品種が多いです。

 逆に日本芝と比べて踏圧に弱い品種が多く、夏の暑い時期には病気になりがち、また土にも気を使わないといけないと生育にとにかく手間がかかるイメージです。年間を通して水や肥料などに気を使うことが必要なのが冬芝です。 

ただ、年間を通して青々とした芝生を楽しむことができるのは一つの贅沢ですね。 冬芝は牧草として有名な品種も多いので北海道の牧場などにある芝生は冬芝が多いと思います。



まとめ

芝を選ぶ際は、まず地域性(暖かい地域なのか寒い地域なのか)を考え、さらに育成難易度と見た目や肌触りなどを加味して選ばれるのがオススメです。

 関東・東海・中部地方でしたらほどんどが日本芝で大丈夫だと思います。一般家庭でしたら管理の容易な『ノシバ』やちょっと見た目にこだわって『コウライシバ』なんてのもオススメです! 商用施設などでしたら是非『ヒメコウライシバ』などで綺麗な芝生を作っていただきたいです! 

ツリーワークミヤジでは芝生の定期的な管理や生育に関してなどのアドバイスなども行なっております。一般家庭の庭先から大きな商用施設まで芝生の困ったことなどございましたら是非ツリーワークミヤジまでご相談ください!

 お見積もりは無料ですのでまずはお気軽にご連絡ください!

山梨県で特殊伐採ならツリーワークミヤジ

山梨県で庭先や神社などで重機が入れないような所の木の特殊伐採などを専門にしております『ツリーワークミヤジ』です。 伐採や木、芝生や落ち葉のことなど、庭先での皆様に役立つ情報をブログで発信しています。 庭先のことでの困ったはぜひ『ツリーワークミヤジ』へご相談ください。

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